医療向け顧問サービス
Contents
1 医療業界の課題
高齢化が急速に進行する中、医療サービスへの需要はますます増加しています。
地方都市における医療業は、地域住民の健康と生活の質を向上させるため、地域に密着し、きめ細やかな医療サービスを提供する極めて重要な存在です。
一方、患者側の医療に対する期待も高まっており、質の高い医療とともに、サービスの透明性や患者中心のケアが求められています。
また、インターネットやSNSの普及によって、患者は医療情報にアクセスしやすくなり、自分の健康に関する情報を積極的に収集するようになりました。医療に関する知識が増え、患者自身が自分の健康や治療について理解し、自分で選択したいというニーズも高まっています。
医療機関は、様々な法的規制、コンプライアンスを遵守しなければならないほか、上記のような社会情勢の変化に伴って、様々な経営課題を抱えています。
当事務所は、そのような医療業を法的側面からサポートいたします。
2 医療業について、よくあるご相談
(1)患者とのトラブル
医療は、個人の健康や生命に関わるものであることに加え、近年における患者の医療に対する知識の増加、医療に対する要求レベルの高まりを背景に、医療機関と患者との間でトラブルが発生しやすくなっており、しばしば激しいクレームに発展することもあります。
さらに、診断のミスや、医療過誤などの事故等が発生した場合には、患者側から訴訟を提起される可能性があります。
また、近年では、インターネット上において、クリニックに対する誹謗中傷が横行しており、これによりクリニックの評判が下がり、経営に深刻な影響を及ぼしかねない状況となっています。
(2)スタッフとの労務トラブル
医療業界は、社会的責任が重く、多忙でストレスも多い職場です。
社会全体で労働者側の権利意識が高まるにつれ、近年、様々な業界で労務に関するトラブルが多発していますが、これは医療業界も例外ではありません。
スタッフとの労務トラブルを未然に防ぐためにも、労務管理はますます重要性を増しています。
労務管理が不十分な場合、ある日突然、スタッフから未払い残業代の請求を受け、多額の支払いを命じられるといった事態にもなりかねません。
また、問題のあるスタッフの存在に悩まされており、他のスタッフの士気が下がり、業務の遂行に支障が生じているが、どのように対応したらいいのか分からない、といったご相談も多く寄せられています。
(3)未払い医療費のトラブル
突発的な入院や手術で医療費が高額になった場合、医療費の支払いができずに未払いが発生することがあります。また、様々なクレームをつけてきて、わざと医療費を支払わないといったケースもみられます。
このような未払い問題が発生していても、医療業の多忙さゆえ、なかなか回収にまで手が回らないというのが実情です。
また、患者に支払い能力が無いからといって、診療を拒否することは基本的にできないため、未払い医療費の回収は、経営上の深刻な問題です。
3 顧問弁護士によるサポート内容
(1)医療業者様への法務顧問契約
当事務所は、医療福祉業を含む、様々な業種の企業様より顧問契約をいただいており、豊富な経験をもとに必要な法的サービスをご提供いたします。
(2)法律相談
既にトラブルが発生している場合だけでなく、今後気になることがあるという段階であっても、もちろん、ご相談いただけます。
当事務所では、ビジネスチャットやZoom等を積極的に利用しており、顧問先企業様に手軽にご相談いただける体制を整えております。
(3)契約書,就業規則等,法律関係文書の作成,整備
これら文書の作成の支援や、内容のチェック等を顧問弁護士が行います。
法的リスクの指摘や、改善の提案を行うことにより、将来的なトラブルの発生を未然に防ぎます。
(4)トラブルの解決
実際にトラブルが発生した場合において、解決のための助言、代理人としての対応など、スムーズな解決に向けたサポートを行います。
(5)弁護士に依頼するメリット
業務上生じうる様々なトラブルを未然に防止したり、発生してしまったトラブルに対して、迅速かつ適切な対応をとることが可能となります。
法的問題への対応を顧問弁護士に任せることにより、ご自身の時間・労力を本業に集中させることができ、生産性が向上するほか、トラブルが発生した場合の安心感につながります。
(6)顧問プランメニュー
当事務所では、複数の顧問契約プランを用意しており、ニーズに合わせてお選びいただけます。
ご検討ください。
※顧問プラン表
石垣紀彦
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